スクラッチの練習に入る前に、「スクラッチ楽譜の見方」を理解しておきましょう。
スクラッチ楽譜とは?
「スクラッチ楽譜」は、DJでも知らない方が多いのではないでしょうか?
クラブでプレイするときには使いませんし、練習するときもスクラッチ楽譜を書いたりしないので、あまり馴染みがないと思います。
「スクラッチ楽譜」は、以下の2つを表現した譜面です。
- レコードの動き
- フェーダーで音を切る(出さない)タイミング
スクラッチを始めたばかりの方は、「”レコードを操作する手”と”フェーダーを操作する手”(左手と右手)の動きが違うので、どうスクラッチしているのか分からず、混乱することが多い」のですが、スクラッチ楽譜を使うと、動きが明確に分かる(伝わる)という利点があります。
本サイトの「スクラッチ練習方法」記事でも、スクラッチ楽譜を使用して説明いきますので、見方を理解しておきましょう。
スクラッチ技術を学ぶDJスクールでも、たまに使われることがあるので、この機会に見方を理解しておくと良いと思います。
スクラッチ楽譜の見方
それでは、スクラッチ楽譜の見方を説明していきます。
まず、上部に書いてある「数字」は、「拍数」を表しています。スクラッチをするときは、ビート音源のテンポ(BPM)に合わせて行いますが、その音源のビートが「拍数」と同様の意味です。
上図にも記載しましたが、スクラッチ楽譜に書かれている「線」と「黒丸点」は、それぞれ以下を表現しています。
- 「線」:スクラッチ音源の音が出ていることを表している
- 「黒丸点」:フェーダーを切って、音が出ないようにしていることを表している
また、「線」の上下の向きは、以下を表現しています。
- 「上向き」:レコードの回転が「順回転」であること
- 「下向き」:レコードの回転が「逆回転」であること
そして、スクラッチは一定の速度で行うだけでないので、その表現は「線の傾き」で表現されます。
例えば、手でレコードを早く動かしたときは、「線の傾きが急になる」という感じです。
スクラッチ楽譜と実際の動きの参考動画
実際にどのような動きになるのかについて、わかりやすい動画がありましたので、「スクラッチ楽譜」と「実際の動き」のイメージを、こちらのインスタ動画で確認してみてください!
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まとめ
スクラッチ楽譜の見方は、つかめてきましたでしょうか? 慣れるまでは、難しいですかね?
今後のスクラッチ練習方法の記事でも、スクラッチ楽譜を利用していきますので、徐々に慣れていっていただければと思います。
もし「見方が分からない……」ということがありましたら、お気軽にお問い合わせください!