単純に曲を知っているだけではなく、その曲が使っているサンプリングの元ネタまで知っていることで、DJとしての深みを増すことができますよね!
今回は、2017年12月にリリースされた、加藤ミリヤさんの「新約ディアロンリーガール feat. ECD」の元ネタを深掘りしていきたいと思います。
目次
新約ディアロンリーガール feat. ECD | 加藤ミリヤ
「新約ディアロンリーガール feat. ECD」は、2005年にリリースされた加藤ミリヤさんの曲「ディア・ロンリーガール」を、「今の時代」に合わせて再構築された楽曲です。
「ディア・ロンリーガール」は、加藤ミリヤさんが十代の時の曲で、「大人に負けない、こんな大人になりたくない、みんなで力を合わせていこう!」という気持ちが込められていました。
それから10年以上の時日が経ち、街が変わり、周囲の人も自身の思考も変わり、以前見えてた世界に変化があった今、改めて自分の想いをアップデートして、新約として形にしようと考えたとのことです。
ディア・ロンリーガール | 加藤ミリヤ
2005年にリリースされた加藤ミリヤさんの「ディア・ロンリーガール」。
1997年にリリースされた、ECDさんの「ロンリーガールへのアンサーソング」として注目を浴びたこの曲は、大人達とのぶつかり合い、自分の行く道への葛藤、孤独、寂しさ、苦しさなど、当時の女子高生たちのリアルな気持ちを代弁しており、同世代から圧倒的な支持を受けるようになりました。
ロンリー・ガール feat. K DUB SHINE | ECD
K DUB SHINEのフィーチャリングで1997年にリリースされたECDさんの「ロンリー・ガール」。
1997年といえば、女子高生ブームの真っ只中ですかね。
渋谷で盛り上がる女子高生達の裏側にあった家出やディープな問題をテーマに、少女たちに自立をうながすシリアスな内容です。
今思えば、楽しそうに見えた女子高生たちを「ロンリーガール=さびしい女」と評していたとは、自分にはその感覚がなかったです。
ロンリー・ガール | 佐東由梨
ECDさんの「ロンリーガール」の元ネタ、1983年にリリースされた佐東由梨さんの「ロンリー・ガール」。
この佐東由梨のロンリーガールの元ネタは、Marvin Gayeさんの「Sexual Healing」なのでは?と言われています。
トラックがそんな気がしますね。
80年代は、海外で流行っている洋楽に、日本語歌詞を付けた曲がいっぱいあるようです。
Sexual Healing | Marvin Gaye
1982年にリリースされたMarvin Gayeさんの「Sexual Healing」。
このセクシーな曲が生まれた背景はなんと……、セクシャルなヒーリングが必要だったようですね。
こういうとこまで深掘りするのも面白いですね!
↓英語なので、「ページを日本語に翻訳する」機能を使うと読みやすいです!
参考
Sexual Healing by Marvin GayeSongfacts
まとめ
5階層にもなっていたとはですね!
こういう繋がりを知っていると、「ネタ振り」ミックスとかにも活かせますし、今後も色々なサンプリング元ネタを調査していきたいと思います!
次回のサンプリング元ネタ集もお楽しみに!