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DJの種類とそれぞれの特徴を確認しよう【DJ知識の入門編】

DJの種類とそれぞれの特徴を確認しよう【DJ知識の入門編】

DJを始めようと考えてる方

クラブで見かけるのもDJで、最近流行ってるDJバトルもあって、曲を作っているDJもいるようだけど、DJって何種類くらい区分があるの?

今回は、こんなお悩みにお答えします。

この記事では、DJの種類について以下の内容を説明したいと思います。

本記事の内容
  • DJの種類とそれぞれの特徴

私もDJを始めてから、かれこれ3年ほど経ちまして、色々な場所で活動しているDJの知り合いも増えてきました。

これまでの自分の経験と、知人の情報を合わせて、今回のテーマをまとめていきたいと思います。

DJの種類とそれぞれの特徴

DJといっても、いろいろな種類のDJがいます。

  • クラブDJ
  • フェスDJ
  • バトルDJ・ターンテーブリスト
  • パーティDJ
  • ホームDJ

基本的には、機材を使って異なった曲と曲を違和感なく繋いでいく職人たちなのですが、それぞれ現場や役割が異なります。それぞれ順番に確認していきましょう。

クラブDJ


クラブDJは、クラブでDJをする人のことで、みなさんが最初にイメージするDJではないでしょうか。「現場DJ」とも呼ばれます。

クラブDJの特徴
  • クラブの色や客層に合わせ、かつ当日の雰囲気に合った選曲をすることが大事
  • 自分のDJする時間がどのような意味合いをもつのか、求められていることは何かを考える
  • 時には盛り上げるためのパフォーマンスも必要

クラブの色や客層に合わせ、かつ当日の雰囲気に合った選曲をすることが大事

クラブ毎に、ある程度のジャンルや客層が決まっています。有名なイベントの場合は、「このイベントならこんな感じだろう」と期待してお客様が集まるので、当日のイベントに合わせた選曲をすることが重要です。

大きいクラブの場合は、クラブ側から「〇〇をかけて」とか「もっと盛り上がる曲を」などの指示を受けることもあります。

現場で数多く経験して、「クラブの大きさ、クラブの色、客層、時間帯」に合う選曲をできるようにしましょう。始めていくクラブで回す場合は、事前に情報を収集しておく方が良いです。

自分のDJする時間がどのような意味合いをもつのか、求められていることは何かを考える

自分のDJする時間がどのような意味合いをもつ時間なのか、求められていることは何かをしっかり考えることが重要です。

1つの曲に流れがあるように、パーティ全体でも流れがあります。

例えば、

  • オープンの早い時間は人が入ってきて、徐々にフロアを温めるフェーズ。
  • メインタイムに向けて、フロアの盛り上がりを高めていき、メインタイムで爆上げします。
  • メインが終わったら、クローズに向けてマッタリな雰囲気に持っていく。
という感じです。

実際には、もっと細かい波がありますし、前後のDJと空間感をうまくつなげることも大切です。
※早い時間や遅い時間に、アゲアゲのヒット曲を流したり、前のDJのジャンルからガラッと変えてしまったりすると、現場の空気が変な感じになるので、気をつけましょう。

また、同じフロアでもお客様の目的、聴きたい曲が違う時も多々あるので、お客様の反応を見ながら、求められている選曲をしていくのも大事です。

時には盛り上げるためのパフォーマンスも必要

お客様を盛り上げるため、楽しませるために、もちろん選曲面だけでなく、手を挙げるなどのパフォーマンスも重要な要素のうちのひとつです。

クラブに初めて来られる方などもいるので、「どうやってリズムにのったら良いのか?」、「どうやって踊ったら良いのか?」と不安になっているお客様もいます。

その辺りも察知して、DJが率先してフロアの盛り上がりをリードしていきましょう。

と言ってもそんなに難しいことはなく、「曲をかけながら自分が一番楽しむ事で、自然とパフォーマンスになっている」ことが多いです。すごい楽しそうに回しているDJの方が、フロアを盛り上げることができているように感じます。

フェスDJ


フェスDJは、ULTRAやEDCなどの大きなフェスでDJをする人のことで、知名度、人気度、収入は、DJの中でも一番ではないでしょうか。

フェスDJの特徴
  • 大きなフェスで活躍するほとんどのDJの本業は、曲を作る人(トラックメーカー)
  • 知名度、人気度、収入も桁違い

大きなフェスで活躍するほとんどのDJの本業は、曲を作る人(トラックメーカー)

大きなフェスで活躍するDJのほとんどは、自分の曲を作り、世界中でヒットさせて、フェスに呼ばれるケースが多いです。
※曲を作る人を「トラックメーカー」と呼びます。

もちろんクラブDJで、ものすごい有名になってフェスで回す方もいますが、ごくわずかですね。プロダクション一押しのDJや、DJの世界大会で優勝するなどの功績がないと、トラックメーカー以外の方でフェスに出るのはなかなか難しいです。

大きなフェスでDJをすることを目指している場合は、DJの練習をしつつも、自身の曲作りに注力する必要がありますね。

知名度、人気度、収入も桁違い

大きなフェスに出ている時点で、制作した曲をヒットさせることができているので、知名度、人気度は半端ないです。SNSのフォロワーもすごいですよね。

1回のフェス出演で、数千万〜億単位の出演料が支払われることもあるようです。それに加えて、曲の印税や、各種メーカーやファッションブランドなどのスポンサー契約料があるので、年間で数十億もの収益をあげているDJもいます。
※DJの収益ランキング1位は、ここ数年は毎年カルヴィン・ハリスで、50億円以上稼いでいるとのことです。

バトルDJ・ターンテーブリスト


バトルDJは、主にターンテーブルという機材を使用して、DJのスキルを競い合う大会に出場しているDJのことを言います。
※最近は、CDJやDJコントローラーという機材を使用するケースも見かけます。

バトルDJと同様にDJスキルがとても高い、「ターンテーブリスト」いうDJの種類もあります。

バトルDJ・ターンテーブリストの特徴
  • DJスキルを駆使して戦う職人
  • ターンテーブルを楽器のように扱う

DJスキルを駆使して戦う職人

Creepy NutsのDJ松永さんがDJの世界大会で優勝し、バトルDJの認知度がかなり上がりましたよね。

DJの大会では、「スクラッチ、ジャグリング、トーンプレイ、ボディトリック」などの技術の、「独創性」、「クリエイティビティ」、「スキル」などを競い合います。

YouTubeやインスタには上手い人たちの映像が多いので、簡単にできるかと思うのですが、本当に難しいです。思い通りの音はなかなか出ませんし、ちょっとでもズレると立て直すのが大変です。できる人とできない人の差がはっきり分かれるスキルですね。

有名な大会としては、DJ松永さんが優勝した「DMC World DJ Championshios」や、Red Bullが開催している「Red Bull 3Style」などがあります。

ターンテーブルを楽器のように扱う

ターンテーブリストの方々は、バトルに出ることを目的としているわけではなく、ターンテーブルを楽器のように使って、音楽的な表現を試みている方々です。「ピアニスト」とか「ギタリスト」とかと同じような表現ですね。

ターンテーブリスト界の有名な方々は、バトルDJとして結果を残している方が多いです。

以下の映像は、ターンテーブリスト界の有名な方々が集まって、「ターンテーブルオーケストラ」っていうのをやった映像ですので、チェックして見てください!


パーティDJ

パーティDJは、レセプションパーティや、結婚式の2次会などのパーティなど、いろいろなパーティーでDJをする人のことです。

場所は、イベント会場や、飲食店、クラブの場合もあります。

パーティDJの特徴
  • メインはパーティの内容の方なので、DJの選曲の自由度が高い
  • DJ経験を積みたい初心者の方におすすめ

メインはパーティの内容の方なので、DJの選曲の自由度が高い

パーティは何か目的があって開催されているので、パーティのイメージと大きくずれなければ、自由にDJできるケースが多いです。

クラブの通常営業とは違い、パーティは身内の間で行われることが多いので、選曲の指定はあまりないですね。
※もちろん、大きいレセプションパーティでは、DJに期待されることも大きいです。「ショーケース」を依頼されたり、知り合いのDJは「UK縛りの選曲」とかがあったようです。

DJ経験を積みたい初心者の方におすすめ

パーティは身内の間で行われることが多いので、お客さんはDJに対して好意的で、DJ初心者には挑戦しやすい場なのです。

DJを始めたての時は、人前でDJするのはかなり緊張してしまうものです。最初からクラブDJとして、お金を払っているお客様に向けてDJをするのは、ハードルが高いかなと思います。

多少のミスを許してくれ、初心者のDJをちゃんと聴いてくれる、身内のパーティで経験値を積むのがオススメです。

ホームDJ


ホームDJは、DJ機材を一式購入し、自宅でDJをしている人のことです。

ホームDJの特徴
  • 機材を揃えさえすれば、簡単に始められる
  • DJスキルを極めてる方もいる

機材を揃えさえすれば、簡単に始められる

自宅でDJをするので、人前でDJするようなプレッシャーもなく、お気軽にDJをすることができます。

自分のミックスを録音してMixcloudにアップしたり、DJプレイ動画をYouTubeやInstagramにアップする方もいます。
※Mixcloudは、自分のミックスなどの音楽を共有するSNSです。画像を共有するインスタの音楽版ですね。

ホームDJで練習して、パーティやクラブに出演する方もいますね。

DJスキルを極めてる方もいる

本当にDJが好きで、極めすぎてプロ級の方もいます。

InstagramでDJプレイ動画をあげている、「instalivedj」さんとかが有名ですね!

こんなセンスのあるプレイができるDJは、そうそういないんじゃないでしょうか。

まとめ

DJはいくつかの種類があり、現場や求められるものが異なってきます。
※今回ご紹介した以外にも、アーティストの方の「バックDJ」などもありますね。

これからDJを始める方は、自分の目標とするところを決めて、楽曲や機材、情報を収集していくのが良いと思います!

他にもDJ入門講座として、DJを始めたい方に必要な情報をまとめていきますので、次の記事もお楽しみに!