新たにスタートしたDJコンペティション「Goldie Awards」について、DJのみなさんご存知でしょうか?
今年度の「Goldie Awards」の優勝者は、DMC世界大会覇者でもあるYutoさんです!
Yutoさん以外にも、Red Bull Music 3styleにて、幾度もジャパンファイナルに出場経験を持つYBさんも出場しており、今後も見逃せない、今最も旬な大会です。
目次
「Goldie Awards」とは?
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Goldie Awardsは、A-TRAKが主催の元、ターンテーブリスト・プロデューサーの為の全く新しいコンペティションとして2017年より始まりました。
SNSより参加者を募り、動画審査等を経た選ばれし者が集結します。大会で優勝したDJはFool’s Gold Day OffのフェスティバルにてDJ、優勝したプロデューサーはFool’s Goldのレーベルから曲をリリースする権利が与えられるとのことです。
Goldie Awardsは、ターンテーブリストが競う「DJ BATTLE」と、プロデューサーが競う「BEAT BATTLE」の2部門あります。
DJ BATTLE
DJ BATTLEは、ターンテーブルやCDJ、コントロールパッド等を使ったターンテーブリストのバトルです。
DMCと同様にスクラッチやトーンプレイなど高度な技術を要求されます。
Round1
1人5分の持ち時間でDJセットを披露します。
Round2
Round1よりファイナリストが2人選ばれ、2分間のDJセットを披露します。
採点方法
- 審査員の評価
- オーディエンス
- 独自性、創造性
BEAT BATTLE
BEAT BATTLEは、様々な音楽機器を使い、楽曲を演奏します。
分かりやすく言うと、その場で曲を作りあげるイメージです。
Round1
各プロデューサーは2つの決められたビートサンプルを使い、1ビート1分間までで演奏します。
Round2
Round1よりファイナリストが2人選ばれ、新しいビートで最大1分間の演奏で競われます。
採点方法
- 審査員の評価
- オーディエンス
- 独自性、創造性
Goldie Awardsの審査員が大物
Goldie Awardsの審査員が大物すぎるので、紹介していきたいと思います。
Mark Ronson
「Mark Ronson – Uptown Funk ft. Bruno Mars」こちらの曲は皆さんご存知ですか。
この曲の楽曲製作者なんです。もう説明は不要ですよね。
Just Blaze
2000年代を代表するプロデューサーのうちの一人です。
Jay Z率いるRoc-A-Fellaレコード御用達プロデューサーとして名を売った彼は、Jay Zだけにとどまらず、エミネム、ファボラス、Joe Budden、バスタ・ライムス、スヌープ・ドッグ、Cam’ronなど数々のラッパーにビートを提供しています。
「Joe Budden – Pump It Up」
こちらの曲でもお馴染みです。彼のフレイズは「ジャストブレーイズ」というシンプルにシャウトが入ります。30秒辺りから再生してみてください。
Craze
DMC World Championshipsにて3大会連続優勝(1998年、1999年、2000年)という驚異の記録保持者です。
A-TRAK
A-TRAKはもちろんご存知の方も大多数いるかと思いますが、特にスクラッチなどのバトルDJの世界では伝説並みに有名です。
他にもすごすぎる方々ばかりです。
(Murda Beatz、El-P、Anna Lunoe、Boys Noize、Venus X)
応募方法と会場
応募方法
InstagramまたはYouTubeに1分のビデオをアップロードし、応募する形式ですが、去年は世界中から300件以上の応募があり、それぞれの部門で選ばれた8人の選手がニューヨークに招待されたとのことです。
会場
第1回大会の2017年も同じ会場「Brooklyn Steel」で開催されました。
普段営業はロックライブやDJフェスなど幅広く音楽イベントが開催されているようです。
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主催とスポンサー
主催
- ADIDAS
- TMWRK
- FOOL’S GOLD
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大会スポンサーも超豪華……。
DJ機器関連の王様ともいえる所から、世界で最も有名なDJスクールまで手厚くサポートされています。
- LYFT
- MONSTER ENERGY
- SERATO
- BPM SUPREME
- Pioneer DJ
- RANE
- Roland
- SCRATCH DJ ACADEMY
- splice
- STOKYO
まとめ
「Goldie Awards」の大会概要をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
スクラッチを多用したDJバトル的なのは、これまでも多くありますが、ビートバトルというプロデューサー向けのバトルもあり新鮮な大会ですね。
更に、素直に感じたのは審査委員・大会関係者が大物すぎます。出演者にとっては、とても夢のある大会と言えますね。
協賛各社もDJ機器関連等、大手のバックアップが多数ありとても熱いコンペティションだなと感じました。
次回は、出演者や大会結果についてまとめたいと思いますので、是非チェックお願いします!